よのなかよ　みちこそなけれ　おもひいる

• やまのおくにも　しかぞなくなる

• よをうぢやまと　ひとはいふなり

• さしもしらじな　もゆるおもひを

• あはれことしの　あきもいぬめり

なげけとて　つきやはものを　おもはする

• かじやそでの　ぬれもこそすれ

• ころもかたしき　ひとりかもねむ

• かこちかほなる　わがなみだかな

• うしとみしよぞ　いまはこひしき

おとにきく　たかしのはまの　あだなみは

• すゑのまつやま　なみこさじとは

• ひとこそしらね　かはくまもなし

• みをつくしてや　こひわたるべき

• かけじやそでの　ぬれもこそすれ

きりぎりす　なくやしもよの　さむしろに

• しるもしらぬも　あふさかのせき

• ころもかたしき　ひとりかもねむ

• かひなくたたむ　なこそおしけれ

• こひしかるべき　よはのつきかな

わがそでは　しほひにみえぬ　おきのいしの

• ひとこそしらね　かはくまもなし

• ひとにはつけよ　あまのつりふね

• ひとをもみをも　うらみさらまし

• ひとの いのちの　をしくもあるかな

たまのをよ　たえなばたえね　ながらへば

• あまり なとか　ひとのこひしき

• うしとみしよそ　いまはこひしき

• しのぶることの　よわりもぞする

• みたれてけさは　ものをこそおもへ

やすらはで　ねなましものを　さよふけて

• かたぶくまでの　つきをみしかな

• みかさのやまに　いでしつきかも

• くもかくれにし　よはのつきかな

• ありあけのつきを　まちいでつるかな

次の女性歌人の中で、７０歳を過ぎてからも素晴らしい恋歌を詠んだと言われる歌人は誰でしょう？

• 赤染衛門（あかぞめえもん）

• 式子内親王（しょくしないしんのう）

• 二条院讃岐（にじょういんさぬき）

• 祐子内親王家紀伊（ゆうしないしんのうけのきい）

嘆けとて　月やは物を　思はする

かこち顔なる　わが涙かな

この歌を詠んだのは

• 三蔵法師

• 西行法師

• 一寸法師

• 喜撰法師

百人一首を編纂した「藤原定家」（ふじわらのさだいえ・ふじわらのていか）。彼の父親もまた有名な歌人でした。だれでしょう？

• 藤原俊成

• 藤原道長

• 藤原兼輔

• 藤原義孝