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N2読解17

Total questions: 5

Worksheet time: 15mins

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1.

マスコミで毎日のように環境問題が取り上げられているが、本当に「環境問題」と言っていいのだろうか。
地球温暖化にしろ、森林破壊(注)にしろ、エネルギー資源の不足にしろ、これらはどれも人類によって起こされた問題である。しかし、このような問題を環境問題と呼ぶことで、人は無意識のうちにその問題から目をそらしているのではないか。むしろ「人間問題」と呼ぶことで自分の問題としてとらえることになり、未来の環境を変えることができるのではないだろうか。

(注)森林破壊:森林が壊されて尐なくなったりなくなったりすること

55 筆者は、なぜ環境問題を「人間問題」と呼んだほうがよいと考えているか。

a)

環境は人間にしか変えられないから 

b)

良い環境を必要としているのは人間だから 

c)

人間が責任を持って考えるべき問題だから 

d)

人間の生活に多大な影響を与えている問題だから 

2.

(2)
以下は、ある会社が出したメールの内容である。

お客様各位

いつも「ジミック」のプリンターをご愛用いただき、ありがとうございます。

さて、弊社では、お客様がプリンター用インクを追加購入(注)なさる際に、定価の5%引きでお求めいただいておりますが、この7、8月中に購入のお申し込みをされたお客様には、さらにお得な特別割引価格でお届けいたします。
この機会にご利用いただければ幸いです。詳しくはホームページをご覧ください。

http://www.jimmickjp.com

今後とも「ジミック」の製品をご愛用くださいますようお願い申し上げます。

(注)購入する:買う

56 この会社の割引サービスについて正しいものはどれか。

a)

ジミック」のプリンターを使っている人は、7、8月中だけインクを5%引きで買うことができる。 

b)

「ジミック」のプリンターを使っている人が7、8月中にインクを注文すれば、5%、引きより安く買うことができる。 

c)

「ジミック」のプリンターを7、8月中に買う人は、インクを5%引きより安く買うことができる。 

d)

ジミック」のプリンターを7、8月中に買う人がインクを一緒に注文すれば、どちらも5%引きで買うことができる。 

3.

(3) 
 恐れてはいけないとか、不安を持ってはいけないとか言われることがあるかもしれない。
しかし、恐怖や不安は、車にたとえればブレーキである。車の安全にとって重要なのはアクセルではなく、ブレーキなのだ。アクセルをふかして(注1)スピードを出すことより、危険を察知して(注2)ブレーキをかけて止まったり、スピードを落としたりすることで事故は防ぐ。その意味で、ブレーキのない車を走らせることはできないのだ。われわれ人間も恐怖や不安という名のブレーキを使って、自分たちの安全に役立てることが大切だ。
(広藤「人はなぜ危険に近づくのか」による)
(注1)アクセルをふかす:アクセルを強く踏んでエンジンを速く回転させる
(注2)~を察知する:~に気がつく

57 筆者は、恐怖や不安をどうとらえているか。

a)

恐怖や不安は、安全性の向上を妨げる。 

b)

恐怖や不安を感じることが、安全につながる。 

c)

恐怖や不安を取り除くことが、安全に役立つ。 

d)

恐怖や不安があるうちは、安全とは言えない。 

4.

(4) 人に強い影響を与えるのは大部(注1)からなる作品とは限りません。何気なく(注2)読んだ、たった一言に心打たれることもあります。そして、書物を越えて、私たちは世の中のあらゆるできごとについても同じように、そのときどきに応じた深度で読んでいるのです。つまり、読みとろうと思えばどんなできごとからでも「自分にとって意味あること」を読みとれるということではないでしょうか。学ぼうとする姿勢があれば何からでも価値あることが学びとれるのだとつくづく私は思うのです。
(村田夏子『読書の心理学—読書で開く心の世界への扉』による)
(注1)大部:書物の冊数やページ数が多いこと
(注2)何気なく:はっきりとした目的や理由を持たないで

58 人に強い影響を与えるのは大部からなる作品とは限りませんとあるが、なぜか。

a)

1) 強い影響を与えるかどうかは、読み手の姿勢で決まるものであるから 

b)

どのような作品でも、読めば読むほど強い影響を受けるものであるから 

c)

人々にどのような影響を与えるかは、書物によってそれぞれ異なるから 

d)

書物だけでなく、世の中のできごとからもさまざまな影響を受けているから 

5.

ぼくはいつも思うのだが、視覚にとらえたものをただ単に描いても、決して絵画にはな しかくらない。視覚のかなた(注1)にかくされているものをとらえて、それを画面に定着させたとき、はじめて絵画が誕生する。絵画とは目の前の自然を心のなかに消化し、それをもう一はふへんてきび度吐きだす作業によって生まれるのだ。そうすることによってはじめて普遍的な(注2)美の世界が出現するのだと思う。だから芸術というものは、理屈(注3)では解決できないものなのだ。理屈を超えたところに本当の美がある。
(石本正『絵をかくよろこび』による)
(注1)かなた:向こう
(注2)普遍的な:広くすべてのものに共通して見られる
(注3)理屈:論理的な説明

59 筆者が考える絵画とはどのようなものか。

a)

目で見たものを想像力で補い美しく描き表したもの 

b)

目で見たものを心のなかに感じ取って描き表したもの 

c)

目の前に存在しないものを想像しながら描き表したもの 

d)

目の前にあるものをできるだけ現実に近づけて描き表したもの